超簡単だった!テンプレートを使った年賀状の作り方 その2

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テンプレートを使った年賀状の作り方ページのイメージ画像

※まだ【超簡単だった!テンプレートを使った年賀状の作り方 その1】を読んでいない方は、まずそちらをお読み下さい。

【その1】では年賀状テンプレートの選び方・入手の仕方を、日本最大級のストックフォトサイト「PIXTA」からのデータの入手方法を例にしながら説明させて頂きました。

今回は入手したテンプレートを印刷する前に必要な〝準備〟に関して説明したいと思います^^

あとは印刷するだけ?

「テンプレートさえ手に入れれば、もう作業はほぼ終わったようなもの。
 さあ、後は自宅のインクジェットプリンターなり、印刷サービスなりで年賀状にプリントするだけだ!」

確かにパソコンの中ではもう年賀状は出来上がっているようなものですからね。
でも果たして本当に、もう印刷するだけでOKなのでしょうか?

もしあなたがパソコンにあまり詳しくなかったり、今までに一度もご自身で年賀状を作ったことがないというのでしたら、ちょっとだけこんな質問をさせてください。

今あなたのパソコンなりスマホの中に、入手した年賀状テンプレートのデータがありますよね。
そのデータをそのままご自宅のインクジェットプリンターを使って年賀状にプリントするとして、果たしてあなたはちゃんとした年賀状を作ることができますでしょうか?

〝Yes〟と答えた方もいるかもしれません。

だけど、僕が思うに本当はおそらく〝NO〟。
ちょっと失礼かもしれませんが、きっと上手くいかないと思います^^

今あなたが持っている年賀状テンプレートのデータは、実は今のままでは年賀状として印刷するには〝不完全なデータ〟である可能性があるんです。
そんな〝不完全なデータ〟を、印刷に適した〝完全なデータ〟に変えて年賀状を作るためには、ある程度の知識や道具(ソフト)を駆使しなければなりません。

「だったら印刷屋さんにデータを丸投げして作って貰えばいいんじゃないか?」

残念ですが、これもおそらく答えは〝NO〟
大抵の印刷屋さんは、先ほど言った〝完全なデータ〟でなければ受け付けてくれないと思います。

仮に受け付けてくれたとしても、その作業代の高さにきっとびっくりすることでしょう。
※ちなみに僕はデザイナーとして印刷会社に14年間勤めていましたから、その辺のことにはちょっと詳しいんです^^

「じゃあ、諦めるしかないの?せっかく手に入れたテンプレートも無駄になってしまうの!?」

いいえ、ご安心ください。

テンプレートを入手した時と同じように、〝完全なデータ〟の制作に必要な知識や道具(ソフト)を手に入れればいいだけの話ですから。

〝不完全なデータ〟とは?

では、いったい〝完全なデータ〟〝不完全なデータ〟の違いってなんなのでしょう?

〝不完全なデータ〟の不完全具合(w)にもよるのですが、概ねこんな感じです。

  1. 印刷に適さない種類のデータである。
  2. データのサイズが年賀状のサイズと異なる。
  3. 縁(余白)付き印刷の印刷領域とテンプレートデータのサイズが異なる。
  4. 写真フレームテンプレートに写真が取り込まれていない。
  5. テンプレートの絵柄に手を加えたり、編集したりしたい。

4と5に関しては〝不完全〟とは少し意味合いが違いますが、これらに当てはまるデータであった場合、ご自宅のプリンターで出力するにしても、印刷屋さんに頼むのにしても〝不完全〟なのです。

1〜5に関して、もう少しだけ詳しく説明してみましょう。

1.印刷に適さない種類のデータである。

不完全な画像データの一例

一言で画像データと言っても、様々なデータ形式が存在します。
年賀状を印刷する場合に関して言えば、拡張子(画像名の一番後ろに付くデータ形式を表す記号)が「jpg」「png」「eps」のどれかのデータであれば、印刷するのにまず問題ありません。

基本的に年賀状テンプレートとして作られたデータのほとんどがこの3つの形式のどれかで作られていると思いますので、実はあまり心配することでもないのですが…

ただ、中にはこの3つの形式以外で作られたデータもあるかもしれません。

「PIXTA」のような信頼の置ける所からダウンロードしたデータでしたらまず間違いはありませんが、無料で配布されている年賀状テンプレートの中には、そんな知識を持たない作者さんが作ったデータもあるかもしれませんから…

そういったデータを印刷に適したデータに変換させることもできなくは無いのですが、それには専門的な知識や専門的なソフトが必要となる場合があります。

じゃあ、もしそんなデータ形式のテンプレートであった場合はどうすればいいのか?

正直諦めてしまったほうがいいと思います^^

大丈夫、上記3つのデータの中できっとあなたにピッタリのテンプレートが見つかるはずですから。

2.データのサイズが年賀状のサイズと異なる。

不完全な画像データの一例

データサイズに関して詳しく知るためには、本来〝解像度〟という概念に対する知識が必要となります。

もちろん知っていて損はありませんが、知らなくたって年賀状位作れます^^

意味は解らなくてもいいので、年賀ハガキサイズ(100×148mm)で解像度300dpi以上のデータを使用するということだけ覚えておいて下さい。

これ以下の解像度のデータだと、パソコンの画面で見るよりも劣化して印刷されてしまいます。

小さな解像度のデータを、それよりも大きな解像度のデータにすることは基本的にはできません(その逆は出来ます)ので、特に有料のテンプレートの場合はこの解像度をきちんと確かめてからご購入くださいね。

ちなみに「PIXTA」では【M】サイズ以上となります。

また、その条件を満たしているデータであっても、そのまま印刷しただけではきちんとハガキサイズに収まらない場合があります。
(その逆にハガキサイズ以下の大きさで印刷される場合も考えられます)

テンプレートを年賀状に印刷するには、これらのデータをハガキサイズにピタッと収まる〝完全データ〟にする必要があるのです。

そのやり方は、もちろん後でしっかりとご説明します^^

 3.縁(余白)付き印刷の印刷領域とテンプレートデータのサイズが異なる。

不完全な画像データの一例

最近では〝縁(余白)なし印刷〟ができるプリンターも増えてきたようですが、基本的にはやはりまだまだ印刷は〝縁(余白)付き〟が主流です。

そのことは家庭用印刷、業務用(印刷屋さんの)印刷に関わらず、です。

テンプレートを年賀ハガキサイズピッタリに設定して印刷した場合、〝縁(余白)付き〟印刷だと、上下左右の絵柄が切れてしまいます。
それを避ける為には、テンプレートの絵柄を縮小して、年賀葉書の内側上下左右に3mm程の余白を持った〝完全データ〟にしなければなりません。

もちろん、〝縁(余白)なし印刷〟が可能でしたら、この作業は必要ありませんが…。

4.写真フレームテンプレートに写真が取り込まれていない。

フォトフレームを使った年賀状の一例

一応説明しておきますと、〝写真フレームテンプレート〟とは一般的に、テンプレートの中に設けた空白部分にご自身のお気に入りの写真をはめ込むことが出来るデータのことを言います。

他にも〝フォトフレーム〟とか〝写真入り年賀状〟なんて言われているテンプレートです。

この〝写真フレームテンプレート〟は、もちろんですが、それ単体で使われることはまずありません。
あなたのお好きな写真をハメ込んで初めて〝完全データ〟となるわけです。

テンプレート自体に不備がある訳ではないので〝不完全データ〟と言うには少し忍びないのですが、写真がハメ込まれていなければ、確かにそれはまだ不完全。

もちろん、写真を取り込んで〝完全データ〟にする手順は後で詳しく説明しようと思います^^

ちなみに、当サイト「1712」でもいくつか〝写真フレームテンプレート〟を作ってます。
よろしければチェックしてみて下さいね^^

【去年販売枚数6位!あなたの写真が映えるフォトフレーム年賀状】

【写真が簡単にハメ込める!和モダンデザインの写真フレーム年賀状】

【お猿とコラボ?2016年申年用写真テンプレート年賀状】

【漫画の中でお猿とコラボ!4コマ漫画風フォトフレーム年賀状】

5.テンプレートの絵柄に手を加えたり、編集したりしたい。

不完全な画像データの一例

「4.写真フレームテンプレートに写真が取り込まれていない。」と同様、これも〝不完全データ〟とはちょっと違うかもしれませんが、手を加えようとしている以上、手を加える前のデータは〝不完全〟と言えるでしょう^^

「1.印刷に適さない種類のデータである。」でお話したように、年賀状テンプレートデータには基本的に「jpg」「png」「eps」の3つの形式があります。

その中で、テンプレートに複雑に手を加えたかったり、絵柄を大きく編集したかったりするのであれば「eps」データしかありません。

ただ「eps」データを扱うには、プロのデザイナーが使うような本格的で高額なグラフィックソフトを必要とします。
そんなソフトを、一般の方が年に1回の年賀状制作のためだけに購入するというのはちょっと考えられませんし、おすすめもしません。

じゃあ、プロのデザイナーじゃなきゃテンプレートには一切手を加えることができないのか?

いいえ、「eps」データ程ではありませんが、「jpg」「png」データでも、ある程度でしたら手を加えることは可能です。

そのやり方も、もちろん後で詳しくご説明します^^

完全データを作る為の道具(ソフト)

ここまでで、あなたが手に入れたテンプレートが実はそのままでは年賀状に印刷できないかもしれないということがお分かり頂けたかと思います。

では、せっかく手に入れた年賀状テンプレートを、イメージしていた通りの年賀状として印刷するためにはどうすればいいのか?

このページの最初の方でこう書きました。

〝不完全なデータ〟を、印刷に適した〝完全なデータ〟に変えて年賀状を作るためには、ある程度の知識や道具(ソフト)を駆使しなければなりません。

知識は前章で述べたとおり。
あと必要なのは、道具(ソフト)です。

その道具(ソフト)はいろいろあるのですが、最も一般的で僕自身も一番のおすすめなのが、市販の〝年賀状作成ソフト〟

話をひっぱった割りには普通過ぎてゴメンナサイ^^

ただ、年賀状作成ソフトって沢山あり過ぎて、いったいどのソフトを使ったらいいのか迷ってしまうと思います。

そこで僕が一番いいと思えるソフトを紹介できればいいんですが、実は僕自身〝年賀状作成ソフト〟を使って年賀状を作ったことがないので、実はよく解らないんです^^;

なぜ使ったことがないかと言うと、こんな仕事をしていることもあって、僕はプロのデザイナーやイラストレーターが使うグラフィック系のソフトを持っているから。

もちろんそんなソフトを使えば〝完全データ〟を作ることなんて簡単ですが、普通一般の方はそんなソフト持っているはずありませんもんね。
仮に持っていたとしても、ソフトを使えるようになるにはある程度のスキルが必要となりますし、年に1回きりの年賀状作りの為だけの購入と考えるとあまりにも値が張りすぎますから、オススメできません^^

だからと言って、「あなた自身で勝手に調べてね♥」なんてことは言いませんのでご安心を。

てんで役に立たない僕の代わりに、オススメの〝年賀状作成ソフト〟を紹介してくれているサイトを見つけましたので、それでどうか許してください^^;

年賀状の作り方トップページ画像

⇒超簡単♪ 年賀状の作り方ガイド

トップページの「自作方法・おすすめソフト」ボタンの先に、年賀状作成ソフトの人気ランキングや各ソフトの特徴などが書かれた、とても役に立つコンテンツが用意されています。

このサイト、プロの名刺屋さんが運営しているらしいんですが、年賀状作成ソフトの紹介だけでなく、年賀状制作のアレコレが詳しく、そしてとても解り易く書かれていて超オススメです。

ヤバイ…こんなにいいサイトを紹介してしまったら、僕の書くハウツーなんて誰も見てくれなくなるかも…

ま、それはそれでいっか^^

で、この「超簡単♪年賀状の作り方ガイド」さんでいろいろ勉強させて頂いて、僕なりに「コレだ!」と思える〝年賀状作成ソフト〟を見つけました。

次回、そのソフトを使って印刷に適した〝完全データ〟が出来上がるまでを、僕が実際に作業しながら詳しく説明致します。

どうぞお楽しみに!

⇒【超簡単だった!テンプレートを使った年賀状の作り方 その3】に続く…

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