プロパガンダポスターって、その思想云々は別として、見た目グラフィカルでかっこいいと思いませんか？
明らかにそこから影響を受けたと思えるアート作品やグラフィックデザインも、沢山ありますしね。
この作品も、そんなcoolなプロパガンダポスターからインスパイアされて作りました。
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2016年賀状_演説猿
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プロパガンダポスターって？
プロパガンダポスターとは、政治や思想を主張し、同時にそれを他人に共感、同調させるために作られたポスターである。
と思っていましたが、普通に企業がモノを売るときに使うポスターなんかも、広義ではプロパガンダポスターとされるそうです。
ってことは、映画の宣伝用ポスターもプロパガンダの一種なのかな？
戦時中は国民への国家思想の浸透（洗脳？）や、戦争へのモチベーションを上げるための敵国への誹謗として使われていたということで、僕的には正直あまりいいイメージは持っていませんでした。
ただ、そんな隠れた意味や用途を抜きにすると、使われているイラストレーションやデザインが秀逸で、つまりポスターとして見た目かっこいいんです＾＾
まぁ、そもそも人をその気にさせるために作られたポスターですから、見た目に魅力的でなければいけませんからね。
赤い蝶ネクタイを絞めて星条旗柄のシルクハットを被ったひげ面のおじさんがこちらに指を指している、アメリカ陸軍の兵士募集ポスターはすごく有名です。
また、共産党国家の作るプロパガンダポスターもインパクト抜群で、デザイン的にすごくかっこいい！と、個人的には思っています。
思想は抜きにして、ですよ＾＾
大人気のプロパガンダポスター
そんなプロパガンダポスターですが、「いまいちどんなのか解らない」とか「そんなポスター見たことない」って方もいらっしゃるかもしれません。
でも、そんな方でもおそらく一度くらい目にしたことがあるのでは？と思える、超有名なポスターがあります。
キューバ革命の英雄「チェ・ゲバラ」の肖像画が描かれたポスターです。
数年前には映画にもなった伝説の革命家ですが、あのステンシル風に描かれたポートレイトはあまりにも有名ですよね。
遠く離れた資本主義国家の日本でも人気のある人物で、街では例のポートレイトがプリントされたTシャツを着ている若い人たちもちょくちょく目にします。
ということは、プロパガンダとして世界的規模で成功した例だったのでしょうか？
違いますよね、きっと＾＾
全ての人に当てはまる訳ではないでしょうが、その人気の大きな要因はゲバラの思想ではなく、ゲバラを支持するミュージシャンやアーティスト達からの影響だと思います。
そしてもう一つは、単に見た目がかっこいいから。
でもそれはそれで、このポスターはグラフィックデザイン的には成功したと言えるかもしれませんね。
グラフィックデザインやアートが好きな僕にとって、そういう意味ですごく影響を受けたポスターなんです。
ですから影響を受けたとは言え、この作品【2016年賀状_演説猿】に政治的思想など一切ありません＾＾
プロパガンダポスターを単に「かっこいいポスター」として見るのも、ありですよね、きっと。
ちなみに↓こいつらも「ポスターとしてイケるんじゃね？」なんて、自分的には思ったりしてるんですが…どうでしょう？
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